美容のコト、カラダのコト 美菜屋代表 / モデル /ランナー・浅野 美奈弥さんと考える、30・40代女性のこれから

30・40代にかけてカラダに変化が訪れ、ひとごとではないと感じている方も多いはず。美容のコトからストレスケア、フェムテックまで、聞きたいけど聞けなかった「これから」のお悩みを、美菜屋代表 / モデル /ランナーとして活躍する浅野 美奈弥さんと一緒に考えます。

体調不良をきっかけに実感した
「食」の大切さ

–健康なカラダづくりの基礎となるのは「食」。ケータリング『美菜屋』のCEOを務める浅野さんは、過去に経験した体調不良をきっかけに「食」の大切さを実感したそう。

「モデル1本でお仕事をしていた頃は、知識がないまま食事制限やダイエットをしていました。それが理由の1つとなり体調を崩してしまって……。そこから、独学で食について勉強をしたり、料理家さんのアシスタントをやらせていただいたのち、2019年に『美菜屋』をスタートしました」

浅野さんが普段の食事から心がけているのは「舌を整えること」。添加物などに慣れてしまった味覚を正常に戻していくことが健康な食を楽しむ第一歩だといいます。

「コンビニのお弁当やスナック菓子ばかりを美味しいと思うのって、実はちょっと異常な状態なんです。なので、野菜の出汁や素材の味を美味しいと思える“正常な舌”に整えることがとっても大事。調味料もなるべく無添加のものを選んだり、なるべく添加物を摂らないように心がけています」

 

走ることで手に入れた
大きな自信

–浅野さんにとって、もうひとつの欠かせない要素が「走ること」。自身でランニングコミュニティを運営しランナーとして活躍する浅野さんですが、元々は運動があまり得意ではなかったそう。

「たまたまご依頼いただいたフルマラソンに出場し完走したことをきっかけに、走ることの楽しさに目覚めました。参加する前は、自分が完走できるなんて思ってもいなかったので、思ったよりも速いタイムで完走できたことは驚きでしたね。その自信と喜びから『なんでもできるかもしれない』という気持ちになって、色々なことにチャレンジするモチベーションが湧いてきたんです」

そんな自身の経験から、「同じように走るのが苦手だと思っている人も、ぜひ始めてみて欲しい」と浅野さん。

「これまで走ったことのない人にこそ、ぜひ走ってみて欲しいです。おすすめなのは、毎回目標とする大会を決めること。何かをゴールにすることで、継続して頑張れるんですよね。あとは、ランニングコミュニティに入って仲間と一緒に続けるのもおすすめです!」

 

子供の代まで
長く着れる服を大切に

–学生時代からモデルとして活躍する浅野さんですが、30代になりファッションに対する考え方が大きく変化したと話します。

「若いうちはファストファッションや流行りの服を買うことが多かったのですが、30代になってからは、“長く着れるかどうか”を考えて洋服を選ぶようになりました」

それには、こんな理由が。

「よく母が着ていた服のお下がりをもらって着ているのですが、ふと考えたら、それってすごく素敵なことだなと思って。私自身もそうやって子供の代まで着続けられる服や物を選んで、受け継いでいきたいなと考えています」

 

冷えを感じなくても
意識的な「温活」が大事

–30・40代女性にとって「冷え」は、深刻な悩みのひとつ。カラダにも悪影響を及ぼすことから、しっかり対策しておきたいもの。

浅野さんは「食の改善」と「運動」により、20代の頃に比べ冷えを感じることが少なくなったと話します。

「食はもちろんのこと、走ることが習慣になったことで冷えを感じづらくなりました。冷え症に悩んでいた頃は平熱が35度代だったのですが、今はいつも36度代に。冷えを感じることもほとんどなくなりました」

基礎体温が上がった今でも「温活」を意識した生活を。

「普段から冷たいものを摂りすぎないようにしたり、生姜や根菜などカラダを温める食材でスープを作ったり。冬場はお腹を温めるインナーや温かい靴下を着用して、意識的にカラダを温めるように心がけています」

 

年齢を重ねるにつれて
より「贅沢なケア」を

–女性特有の「カラダの悩み」を解決してくれる、最新のテクノロジーやプロダクトにも注目。

「年齢を重ねるにつれて、“自分のカラダを大切にしていこう”という意識が、より一層高まってきたように感じます。食事や運動ももちろんですが、ボディケアやスキンケアも同じ。30代は、心の余裕や経済的な余裕も出てくる年頃なので、自分に合ったアイテムを使って、リラックスタイムを楽しみたいなと思っています」

「FIMEKAのボディークリームは、香りがすごく好み。デリケートゾーンソープは、周りの友人にも使っている人が多く興味を持っています。生理中などに使うと快適に過ごせそうですよね」

 

日々のリフレッシュは
サウナとランニングで

–9月23日茨城県笠間市にオープンした農園レストラン「Take me farm. by minaya」や「美菜屋」の運営をはじめとし、モデルやランナーとして日々多忙な生活を送る浅野さん。日々の疲れを癒やす、リフレッシュ方法とは?

「週1回のサウナと、ランニングがいちばんのリフレッシュ方法です。走ることはカラダにいいだけではなくて、精神的にもすごくいい効果をもたらしてくれるんですよね」

走ることを通じて気持ちが前向きになり、考えがクリアになると話す浅野さん。

「しっかり呼吸をすることでカラダや脳みそに酸素が行き渡って、すごくスッキリするんです。普段から呼吸が浅いと感じる人や深呼吸が苦手な人には、ぜひ体験してみて欲しい感覚ですね」

 

充実した毎日が
「ベスト」を保つ秘訣

–30代・40代は、女性にとってカラダの変化を感じやすい年頃ですが、浅野さんは31歳の「今」がいちばんベストコンディションだと話します。

「一般的にはマイナスな変化を感じやすい時期だと思うのですが、私自身は特にそれを感じていなくて。むしろ体調も見た目も生活も今がいちばんベスト。歳を重ねるにつれ、毎年ベストな状態を更新していっているように思います」

そんな浅野さんにとって、食や運動はもちろんのこと、充実した生活もベストを保ち続ける秘訣とのこと。

「美菜屋、モデル、ランナーという3つの柱はどれも私の生活に欠かせない“大好きなこと”。好きなことを仕事にしている毎日は、充実していてとっても幸せなんです」

 

モデル / 美菜屋代表 / ランナー 浅野 美奈弥
MINAMI ASANO

1991年、北海道札幌市生まれ。学生時代にモデルとして活動を開始。2019年にケータリング「美菜屋」をスタート。2021年にアトリエ、昨年9月23日には茨城県笠間市に農園レストラン「Take me farm. by minaya」をオープンした。会員制ランニングコミュニティ「Go Girl」主宰

https://www.instagram.com/minami_asano/