美容のコト、カラダのコト 美容サロンオーナー・高山 直子さんと考える、30・40代女性のこれから

30・40代にかけてカラダに変化が訪れ、ひとごとではないと感じている方も多いはず。美容のコトからストレスケア、フェムテックまで、聞きたいけど聞けなかった「これから」のお悩みを、美容サロン《un CALiN アンカラン》オーナーとして活躍する高山 直子さんと一緒に考えます。

どんなに疲れていても
お風呂タイムは確保する

- 美容サロンのオーナーとして活躍しながら、お子さんをもつ母親でもある高山さん。多忙な日々を送る中で実践している「リフレッシュ方法」とは?

「朝仕事に行ってから夜寝るまで、一息つけるのは、娘が寝静まった後の数時間のみ。1人でお風呂に入る時間が、唯一のリラックスタイムです。どんなに忙しくても、お風呂タイムだけは絶対に確保! お風呂の中では漫画を読んだり、ニュースを見たり、調べ物をしたり。ダラダラ過ごすよりも、効率よく過ごす方が性格的にあっているのかもしれません」

そんな高山さんにとって、お風呂タイムのお供は「入浴剤」と「塩」。

「すごい人混みに行ったなぁとか、人とたくさん会ったなっていう日は、塩で軽くカラダをマッサージ。浄化される感じがして、気分がスッキリするのでおすすめです」

 

完璧じゃなくてもいい
無理せず「カラダに優しい食材」を

- Instagramで料理の投稿が人気な高山さん。お子さんが生まれてからは、より一層食材選びに気をつかうようになったとか。

「家族がカラダに入れるものなので、食材の産地や原材料はしっかり確認するようになりました。たとえば、お醤油ひとつにしても、余計な材料が入っていない、シンプルな原材料のものを。お野菜なども、なるべく無農薬で産地が気にならないものを選んでいます。あとは無理のない範囲で『旬』の食材を取り入れるのもおすすめですね」

ただし、“ストイックになりすぎず、無理のない範囲で”が、高山さんのモットー。

「甘いものも食べるし、外食では気にせず自由に食べちゃいます。その分、自炊するときは野菜をたっぷり使って、自分は玄米のご飯にしてバランスを整えればOK。自炊も毎日完璧な訳じゃなくて、きちんと作った日だけしかInstagramには載せないんです(笑)。バランスよく無理なく続けるのが大切だと思っています」


週1回のピラティスは
カラダの歪みを直すきっかけに

- 食事と同様に、高山さんの生活の質を高めてくれているのが「適度な運動」。週1回通っている「ピラティス」が、自身のカラダにいい影響を与えていると話します。

「ピラティスに通い始めてからは、毎日をより気持ちよく過ごせるようになりました。呼吸とともにゆっくりとカラダを伸ばして、元の位置に戻していくのですが、正しいカラダの位置を知ると、歪んだときにすごく違和感を感じるようになるんです」

異常な状態を「心地悪い」と感じることができるのが正常な状態。それは食事をする上でも同じかもしれません。

「食事や生活を整えてからは、ちょっとした不調や乱れにも気づけるようになりました。ささいな変化を感じて気づける、正常な状態に整えておくのが大事だと思っています」

 

軽やかにおしゃれを
楽しめるアイテムを

「何事も無理なく、軽やかに生きたい」と話す高山さんは、ファッションにもこだわりが。

「若いころは、多少無理をしてでも可愛いものを着たいという考えでした。でも今は、無理をせずおしゃれを楽しみたい。子どもと過ごす時間が多いので、自分にとっても子どもにとっても、心地よい素材を選んだり、動きやすさや、自宅で洗濯ができる素材かどうかも重視しています」

その考え方は、自身がディレクターをつとめるブランドにも反映されているとか。

「自分が選ぶ洋服はもちろん、作る立場や発信する立場としても、意識がかなり変わりましたね。機能性や心地よさも重視しつつ、おしゃれを楽しめるアイテムを発信していければいいなと思っています」

 

基礎体温を計って
自身の「冷え」を知る

- 30・40代女性にとって「冷え」は、深刻な悩みのひとつ。カラダにも悪影響を及ぼすことから、しっかり対策しておきたいもの。高山さん自身、自身の基礎体温を知ることで、温活への意識が高まったと話します。

「私、20代のときは基礎体温が35度代だったんです。そこから妊活を始めるにあたり、体温を上げるための温活をはじめました」

毎日湯船に浸かるのも習慣となり、現在では36度代の安定した基礎体温を保っているのこと。

「基礎体温が上がってからは、体調もよくなったし、太りにくくなりました。体調が悪いなと感じている女性は、もしかしたら基礎体温が低い可能性もあるので、確認してみるのをおすすめします。若いときは大丈夫でも、30代半ばからガターッと来るので、早めに気づけると後々楽になるはず」

 

10年以上愛用している
フェムケアアイテムたち

女性特有の「カラダの悩み」を解決してくれる、最新のテクノロジーやプロダクトにも注目。高山さんは、10年ほど前から自身でフェムケアアイテムを取り入れ、さまざまなアイテムを試してきたそう。

「元々生理の症状は軽かったのですが、当時はPMSに結構悩まされていて。お肌に触れるものから変えてみようかなと思い、オーガニックコットンのナプキンを使ってみたり、吸水ショーツを使ってみたりしていました」

出産を機に、PMSの症状もほとんどなくなり、現在は「吸水ショーツ」と、日々のデリケートゾーンケアに専用ソープを愛用している高山さん。

「普通のボディソープだと、どうしても刺激が強いので専用のソープは必需品です。FIMEKAのソープは、程よい強さのいい香りで気に入りました」

また、女性特有のゆらぎ期をサポートしてくれるFIMEKAのボディクリームも体験。

「使用感もスッと馴染みやすいテクスチャなので、毎日のケアも心地よくできそうです!」


自分と自分の周りの人が
幸せで健康ならOK

- 多忙な生活を送る中でも、いつもハッピーオーラを纏う高山さん。日々の生活の中で、大切にしている考え方とは?

「もちろん、落ち込んだりイライラすることもあります。でも今は、お風呂に入ってしっかり寝れば、リセットできることがほとんど。人にどう思われるかとか、これしたらどうなるんだろうということを、気にしなくなったのがいちばん大きいかもしれないですね。そんなことよりも、自分や家族、周りにいる友達が、心もカラダも健康でいられればいい。そのために生きているんだって思うようになったんです」

お仕事についても、高山さんらしくマイペースに。

「今後は、料理やお家のこと、インテリアなどに関するお仕事をしてみたいなと思っています。とはいえ、まだまだ子どもが小さいので、子どもの成長が第一優先ですね(笑)。時間が取れるようになったときには、お菓子作りや料理作りなども、たくさんしていきたいなと思っています」



美容サロンオーナー・高山 直子さん
NAOKO TAKAYAMA

美容サロン《un CALiN アンカラン》代表。さまざまなブランドとのコラボアイテム企画を務めるほか、ファッションや料理、子育てなどライフスタイルを発信するインフルエンサー・ブロガーとしても、幅広い世代の女性から支持を集める。著書に『NAOKO balance』(双葉社)。

https://www.instagram.com/nao_70koro/